リプラス和泉の目の前を通る道は、
皆さんはなんと呼んでますか?
ご利用者様に聞いてみたところ、全員が「13号線」と呼ばれていました。

でも正式にはこれ、「府道30号線」なんですよね。ご存知でした?

歴史を見てもこの道路が府道や国道13号に指定されていたことは一度もなく、13号線と呼ぶのは厳密には間違いだと言えます。
ちなみに、正式な「府道13号線」は、守口市から京都に至る「京都守口線」です。
ではなぜ、沿道住民の皆さんは「13号線」と呼ぶのでしょうか。

諸説あるのですが、有力な説をご紹介します。

この道路は1950年代に、堺市と大阪市の一部で拡幅工事が行われ、片側二車線になりました。その頃、片側二車線道路はとても珍しく、
広い道路だったので、その道幅を取って「十三間道路」と呼ばれていたから、という説。(13間は約23.4mです。)

一応これが有力な説ではあるんですが、道路自体は大正時代からあることが確認されていますし、戦前にはすでに13号線と呼ばれていた
という証言もあり、正確なところは、今でも謎なんだそうです。

正式名称はあるんだけど、周辺の住民の皆さんが別の名前で呼ぶもんだからしょうがなしに行政が後から認めた、なんて道路はほかにも、
例えば「泉北1号」(正式名称は府道34号線と38号線の一部)「ときはま線」(正式名称は府道28号大阪高石線)などがあり、
意外と全国にあるようですよ。