先日、大阪では台風5号の影響もあり、深夜にかなり激しい大雨&雷がありました。
私の自宅で起こったことなのですが、深夜にいきなり照明が点灯したのです。消えるならまだしも、点くのはあり得ない!と家族が怖がっていました。
結論から言いますと、最近の照明器具なら、充分あり得る現象です。
最近、照明器具に赤外線リモコンが付属しており、照明の点灯や調光をリモコンでできる器具が増えています。これらの多くは、リモコンが手元にないときの為に、壁スイッチを素早くON/OFFすることにより点灯状態を変更できるものがあります。これは、壁スイッチの操作により、一瞬電源が停止(2秒以内)したことを感知して、点灯状態を変える仕組みになっています。
さてその夜はものすごく雷が鳴っていました。こんな日には、電力会社から供給される電気には、ホンの1秒ほど電気が止まる、「瞬停」と呼ばれる現象がよく発生します。送電線には、落雷でどこかの設備に被害があって送電が止まってしまった場合、すぐに予備回路に切り替え、送電を続けられる安全装置が付いていますが、この切り替えの時に一瞬だけ、停電してしまうのです。
つまり落雷により、壁スイッチが操作されたのと同じ状態が発生し、照明が点いてしまったわけです。同じような現象を経験された方、照明器具の故障ではありませんので、ご安心ください。